新人の女の子のあだ名はゴリラとなっていた。
あだ名のとおり美人でもかわいい子でもない、淡い期待は吹き飛んだ。
初日の朝礼時俺は日勤で名札、個室のロッカー、女子トイレの場所、安全靴
、作業服、マグライト、タキゲン200、簡単なパソコン操作、皮手、テプラで自分の備品の名前付けなどを教えた。
頭もよく覚えも良さそうだし、何しろ機械に興味ありでパソコンも得意で絵がうまく、性格も温厚で見た目とは違っていた。
体型は165センチと長身でやや太めで作業服のズボンはパンパンだった。
機械室や冷却塔など案内して後日電気室を案内する予定だった。
3日後の日勤では思った以上に現場に馴染んでいてさすがと思った。
検針の仕方を教えて途中脚立やはしごを昇って見るところもあり新人をケガさせてはいけないと思いきちんと支え、見本を見せてからやらせた。
建物は広く、その割には機械室のメンテスペースは狭くてビルメン泣かせな場所なもので時々昇り降りで手が身体に触れたりしていた。
顔はあれだったが身体はとてもいい感じで同僚も顔以外は小池栄子だと言っていたのを思い出した。 
俺は我を忘れて検針を教えるふりをしながら肘を胸にぶつけたり偶然を装って手の甲で尻を触ったりしていた。
新人(以下ゴリ子とする)は気にすることなく真剣に俺の話を聞いていた。
もともと男社会に入ってきているわけだしこれ位どうってことないんだろう。
工業高校出らしいし男にも慣れているんだろう。 処女ではないかもな。
そんなことを想像しながら検針していた。途中顔を覗き込まないといけない所があり、ゴリ子に見させて俺は後ろから尻とわずかなラインを見て興奮していた。
機械室は暑くポンプの点検で触って確かめるなど教えるふりをして前鏡になった時にTシャツのわずかな隙間から見える胸を見て喜んでいた。
検針は基本暇でサボりスペースなどを教えてジュースを買って雑談などをしていた。なぜこの仕事を選んだのか?など、、
もともと工業建築科だったらしく建物に興味があったけど、ボイラー2級を受けて1回で合格したことなど話してくれた。 
高校時代は彼氏がいたこといろいろ話した。ゴリ子は日勤のみで俺はシフトなので3.4日に一度しか会わなかったが距離は会う度に縮まった。俺はゴリ子は好きなのではなくやりたいと思うようになった。