単行本 病院は東京から破綻する
医師が「ゼロ」になる日 上 昌広

内容紹介
厚生労働省の試算には、重大な誤りがある――。
すでに人口あたりの医師数は中南米以下、
優秀な医師は地方に流出し、大学病院や私立病院は倒産、
首都圏に病院難民が続出する。
迫りくる首都圏の医療崩壊を、
現役の医師であり、東京大学医科学研究所を経て
医療ガバナンス研究所を主宰する上昌広が、警告する。

老老医療の混乱のなか、若手医師はアルバイトに忙しく、名門病院さえ赤字続きで、首都圏に無医村地区が発生する。
看護師も理学療法士も足りず、寝たきりと孤独死のリスクが跳ね上がる―。
医師不足が招く深刻な危機をどう生き抜けばよいのか。医療ガバナンスを研究する著者がデータをもとに解説する。