スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」は配信から6日で1年が経過した。一時はプレーヤーでごった返した千葉県内の“聖地”は、今はかつての静けさを取り戻している。

 「平日は数人。土日だと10人ぐらい」

 配信直後からポケモンを探し回るプレーヤーであふれた千葉ポートパーク(千葉市中央区中央港1)。めっきり人が減ったと、同施設などを管理する斉藤久芳統括マネジャー(62)は話す。

 昨年8月、ポートタワー1階の無料スペースには前年の3倍近い10万人以上が来場。9月は10万人以上、10月も約9万人が詰め掛けた。その結果、駐車場は公園の一般利用客が使用できなくなり、パーク内では空き缶やたばこの吸い殻の散乱もあった。

 同パークを管轄する県千葉港湾事務所はそうした問題を受け、開発を主導した米ナイアンティック社へパーク内のポケストップ削除。11月4日にパーク内にあった14カ所のうち11カ所が削除されると、熱狂は一気に過ぎ去った。

 11月の入場者数は約5万人までに大幅減少。斉藤マネジャは「急変して、ポケモン目当ての人は大幅に減っ
<ポケモン配信から1年>”聖地”今は閑散 千葉ポートパーク
ポケモンGOプレーする人がめっきり減った千葉ポートタワ
 「人がほとんどいない」と話すのは市原市の60代男性。配信直後からプレーしており「全部集めたい」と週に1度ぐらいのペースで訪れているが、「公園内をぐるっと回ると歩く距離がちょう