ミカエルの日記
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2月24日
なんか、親父が死んでしまったので、
急遽俺がロアーヌを治めることになってしまった。
本当はもうちょっと好き勝手やってたかったので、正直あんまうれしくない。
王子の立場は気楽だったなぁ。お忍びで女と遊び放題だったし。
まぁ、そうも言ってられないので、とりあえず慣れないけど頑張ってみようと思う。 2月28日
今日、ツヴァイクの王がアポなしで突撃してきた。
俺が新しく王になったもんだから、機嫌取りの挨拶に来たんだと。
どうせ狙いはうちの妹なんだろ。糞うぜー。
手土産を持ってきたというので、ちょっとwktkして開けてみると
本人の顔が掘ってある趣味の悪い金貨が1枚出てきた。
持ってると呪われそうなので、こっそり道具屋に売りに行ったら、
オヤジが3オーラムとかほざきやがった。死ね。 3月3日
俺は知らなかったのだが、世間ではひなまつりだかなんだかで
妹がひし形の餅をモソモソ食っていたので
あまり食うと太るぞと言ったら、泣きながら部屋に引きこもってしまった。
カタリナから、ミカエル様デリカシーなさすぎですとこっぴどく怒られた。
お兄ちゃんは心配なんですよ。
3月4日
オヤツに綺麗な色のあられがでてきた。
メイドに聞いたら、ひなまつりのお菓子らしい。
つまり昨日の仕返し(=妹の差し金)というわけだ。。。
自分だけたらふくうまいものを食べておいて、
お兄ちゃんはあまり物ですかそうですか。
ちょっと寂しかった。
3月9日
暇なので森にゴブリン虐殺に出かけたら、
ゴドウィンと怪しい奴が何かヒソヒソ話をしているのを発見した。
向こうは気づいてなかったんで、物陰で様子を伺っていると
モニカを人質にだとか、遠征の間を狙ってとか、よからぬ話が聞こえてきた。
俺も昔から気に入らない奴だったので、どうせそんなことだろうと思っていたが。
まぁ、近いうち俺の恐ろしさを思い知ることになるだろうよ。
3月11日
またゴドウィンが怪しいことをしていた。
掃除係に混じって、大臣と二人でモニカの部屋に忍び込んで何かしていた。
タンスの中を漁ったり、ベッドや鏡を調べてみたり、
傍から見たらただの変態だぞ。もっとこっそりやれよバカ。
少し心配になったので、あとでモニカに、服や下着がなくなっていないか
聞いてみたら、どうも心当たりがあるらしく
何か変なものを見るような目で睨まれた。
カタリナからは、モニカ様の部屋の前で
何をコソコソしていたんですかとまた怒られた。
違う。やったのは俺じゃないんだ。 3月13日
そろそろゴドウィンのバカをなんとかしないと、
このままでは俺が濡れ衣を着せられてしまうばかりか
妹に口もきいてもらえなくなってしまう。これはまずい。
なので、影武者と相談して奴を始末する計画を立てた。
思い立ったが吉日で、明日早速決行することにした。
ちなみに、俺自身、妹の下着を盗ったことがないといえば嘘になる。
だが、それはまだ俺が王子の頃の話だし、ブツもとっくの昔に処分済みだ。
既に時効のはずである。
俺は無罪だ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています