どうしても他人の言いなりになる人生は嫌だった

そのために裏切られた人がどれだけ傷ついたか、どれだけ絶望したのか

そのくらいは理解している
俺は俺だから今までの人生もこれから送る人生も全て、俺の人生として綺麗に片付けることが出来る

ただ俺が生まれた時にこの人は何を思ったんだろう
その時には期待した存在と俺には余りに齟齬がありすぎた

ただただ申し訳ないと思っている
せめて親が死ぬまでは、この命は恩返しのためだけに使う
与えられた恩が100なら1
しか返せないかもしれない

それでも1のためにこの先の全ての人生をかける
それは絶対にやる
俺が好きでやることだ
誰にも文句は言わせない