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ランナウェイ急行(カナダのアニメ短編映画ネタ)
0001名無しさん@お腹いっぱい。2018/05/23(水) 16:53:15.79ID:aPmIrrBJ
ランナウェイ急行(Runaway Express)とは、かつてカナダに存在した鉄道路線ならびに列車である。
2009年に発生した脱線事故を機に廃線となった。

路線
ナショナル・フィルム・ボード(NFB)駅とフースィガ駅との間を結んでいた。
全線単線であり、複線以上の区間はない。
0003名無しさん@お腹いっぱい。2018/05/23(水) 16:54:14.68ID:aPmIrrBJ
車輛
機関車1両、客車2両、緩急車1両の編成で運行されていた。
一編成分の車輛しか保有していなかった。

・アイラビュー型蒸気機関車
軸配置2-8-0のコンソリデーション型。
カナダMLWのクラスGs型に似ているが、炭水車がなく、連結部から客車へ移動できるように設計されている。
運転室は見た目より広く作られており、(ただ山積みにするだけなら)大量の石炭を収容することができる。
運転席の計器類は非常に数が多く、熟練した機関士でないと運転が困難であったという。
衝撃でブレーキが壊れやすいという欠点があり、後述する事故の原因となった。


・ヒャーハー型客車
2軸台車の客車。
ランナウェイ急行では、貴族階級が乗る一等タイプと、庶民が乗る下等タイプの2両が連結され、運行されていた。
一等タイプは機関車寄りに連結されていた。床にカーペットが敷かれ、ソファ、シャンデリア、ビリヤード台、個室が設置されるなど豪勢な仕様であった。
一方、緩急車寄りに連結された下等タイプは、座席さえも設置されておらず、庶民の乗客は自前で丸椅子を持ち込んでいた。また、洗濯物を干している庶民客も多かった。

・チン型緩急車
4両編成の最後方に繋がれる2軸式の緩急車。路面電車で良く見られる単台車式を採用している。
三名の車掌が乗車していたが、居眠りをしている者が多かったという。
0004名無しさん@お腹いっぱい。2018/05/23(水) 16:54:36.07ID:aPmIrrBJ
事故
2009年、フースィーガ駅からNFB駅へ向かっていた列車が、突如暴走を始める。

まず、ループ山地にさしかかったところで、最後尾に繋いでいた緩急車の連結が外れ、谷底へ落下。
列車はその後、山を少し登ったあたりで一度線路からはずれ、飛び上がってまた線路上に着地。

それからしばらくして、列車はバランバラ渓谷の鉄橋を渡る。
この鉄橋は手抜き工事が酷く、猛スピードの列車が通った後は跡形もなく崩れ落ちていている。
鉄橋を渡るとすぐ、エクスキューズ山の上り坂にさしかかかった。
この区間は、常に石炭を燃やし続けないと超えられないほどの急勾配であった。

列車が坂を上っている間、下等車の連結が外れ、坂を下った後、バランバラ渓谷の底に転落。
残る2両-機関車と一等車だけになった列車はエクスキューズ山の頂上を越えたが、直後の下り坂で急激に加速。
助走がついた状態で再び上り坂にさしかかった結果、列車は空中に飛び上がった。
この時点で機関車と一等車の連結も外れた。

2両はそれぞれ線路の脇に転落・炎上した。

機関士と助手、車掌、および乗客全員が死亡した。
0005名無しさん@お腹いっぱい。2018/05/23(水) 16:55:41.43ID:aPmIrrBJ
事故調査
事故を調査した結果、いくつか不可解な点が浮き出た。
・機関車の火室から、多数の遺体が見つかった。
機関士のほか、庶民と見られる赤ん坊やブタ、鶏の焼死体が確認されている
・転落した下等車の残骸部品数が少ない
・下等車の連結部分は、人為的に外されたような状態だった
これらに関しては、明確な答えは出ていないという。

事故が起きた主要な原因については
・機関車のブレーキ、ならびに各車両の連結部の不良
・鉄橋の手抜き工事
・列車が走行するには無理のある環境下(特にエクスキューズ山の急勾配)に線路を敷いたこと
などが指摘された。

これにより、ランナウェイ急行は廃線が決定し、経営会社も倒産している。
0007名無しさん@お腹いっぱい。2018/05/23(水) 16:58:32.46ID:aPmIrrBJ
・・・という感じに、「下北沢のアレ」みたいな架空記事風に書き込んでみた
個人的には、けっこう良作だと思う
風刺の効かせよう、そして変なウニ犬に苦笑う
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