新女検事・霞夕子
4話「輸血のゆくえ」(あめくみちこ)があまりに良かったから
5話「雨に濡れた遺書」(ラサール石井)
6話「花を捨てる女」(左時枝)
7話「俯く女」(角野卓造)
を立て続けに見てみた

基本的には全部面白かったが
7話だけ、明らかに作風が違う

4-6話は、敢えて話の組立てはシンプルにして
人間の心の機微に主眼を置き
容疑者自らに罪を悔い改めさせる
霞夕子の器の大きさがメインテーマで
そこに柔らかな春の木漏れ日を感じさせるような
淡く暖かい曲調の
「Day by day」がドンピシャリに合ってたのに

7話では、やたら技巧的なストーリー展開になって
霞夕子が次々に証拠を容疑者にぶつけ
力づくで罪を認めさせる
ストレートで行間が存在しない
ありがちなサスペンスに変容して
このシリーズの醍醐味を失っていた

こんなドラマに「Day by day」は合わない
と思ったら、「ごめんね…」に変わってました

ちゃんとドラマの方向性に合わせて
EDを選んでるのは凄いなと思いましたが
コレはアカンやろ

女性の強さを表現しようとして
やり方を間違った感じ
そんな単純な描写で表現する強さに
魅力などないんだよ
「分かりやすさ」に流されちゃイカン

コレにOKを出した、担当者出てこいやー!(ゴルァ

当時も似たようなことを感じてたような…
この辺からだんだんおかしくなっていったんだよね

遺留捜査もそうなんですよ
せっかくイイ感じに育ててきてたのに
木曜9時に移動した途端に
ジジババ向けの糞ドラマに変質してしまった
そんなのは沢口靖子に任せとけばいいんですよ

逆に相棒は、season7の4話「隣室の女」(佐藤仁美)で
一瞬だけ、良かった頃の火サスみたいになってたけど
これも何故か4話

当時は、全然時代が僕に追いついてなかった
ということかな

で、最新作のアレですが
罪を償ったあめくみちこが女将として
社会復帰をしてるのを確認したあたりで
一旦挫折しました…

まだまだ時代は僕に追いついてないな
てかアレ、火サスの最終盤のテイスト
そのまんまですよ

内藤剛志は幼稚園バスをジャックしてるぐらいが
ちょうどいい。。。

P.S.
沢田知可子のライブに行きたいなと思って
調べたら、昨年秋に岸和田に来てた…(しもた><