アイヌの人の「神格(カムイ)」の考え方って、大和の「神」よりも広範囲なんだわ。

人間じゃ無理な能力を持った存在が「カムイ」。
だから、「人間の手じゃ無理なのに、金槌つかうと岩が砕ける。金槌はカムイ」、
「人間の手じゃ水はちょっとしか汲めないのに、桶はすげー汲める。桶はカムイ」
って感じで、高次元に対する霊的信仰が広い。だから俺らが考える「神」とは
ちと違う感じだーね。

大和の神って考え方もかなり近いが、アイヌのカムイはもーっと身近な感じ。当然
一神教の絶対的存在とはかなり違う。